上海のローカル美容院 基礎知識
日系美容室ならばだしも、ローカル店へ初めて行く人や、まだ行き慣れていない人は知っておいたら便利な知識です。
上海の美容院をもっと快適に利用しましょう。
上海の美容室・スタイリストの質
上海の美容師さんの質はさまざまですが、だいたいはそのお店の雰囲気と、美容師さん個別のカット料金で判断することができます。基本的に優良店であれば店内は清潔で、インテリアのセンスも高いお店のが通常です。センスのよさそうなお店で、美容師さんのファッションや髪型を見れば自ずと判断できます。ただ、そのような優良店では、カット料金が200元や300元などと、日系美容室とあまり変わらないお店も存在します。
ドアマンもとい、ドアガールがいるようなお店では、中国的な従来の理美容店で、理美容チェーン店に多くみられる形式です。一方、経済的余裕のある上海の10代や20代の流行に敏感な世代では、むしろ高額な日系美容室やローカル店でも比較的高級でセンスのよいお店を利用する人が増えています。
上海の美容室の料金
平均的に以下の通りです。
- 日系美容室 カット(日本人スタイリスト) 250元~
- カット(中国人スタイリスト) 150元~
- 優良ローカル系 カット(日本人スタイリスト) 250元~
- カット(中国人スタイリスト) 50元~
- 超ローカル系 カット(中国人のおじさん、おばさん)5元~
- 青空系 カット(中国人のおじいさん) 3元~
美容室に入店直後
意外とどうすればいいのかわからないのが入店後の行動。
特に初めて上海の美容室に入る人は、ちょっとだけ勇気がいるかもしれません。
一般的に美容師さん待ちがなければ、すぐにカット台などに案内され、いきなりシャンプーが始まります。シャンプーをする前は髪を濡らさないので初めは驚くかもしれませんね。頭のてっぺんからブチューっとシャンプー剤を投下され、頭皮へモロに落ちてくるのが気持ちよくも感じるかも…。
このとき、もちろんコミュニケーションするのもいいでしょう。
美容院でのシャンプー後は
シャンプーを流し台で流します。そのさいは、日本と同じように「お湯はちょうどいいですか?」などと熱くないか聞いてきますので、問題なければ「うん」だけでも通じます。できればここでも簡単なコミュニケーションをしたいもの。
シャンプーを流し終えたら元の場所へ戻り、さっそくマッサージが始まります。このマッサージは日本の美容室のそれとは違い、わりと長い時間をかけておこなってくれます。イスに座りながらですが、肩、背中、腕から指先までと、サービス意識があるお店ならこれくらいが一般的です。
マッサージ後は耳の掃除もしてくれる場合があります。マッサージも耳掃除も、不必要である場合、スタッフに伝えれば止めてくれます。
上海の美容室でカットの希望を伝える
中国語がある程度喋れるようになってきても難しいのが、美容師さんに希望のスタイルを伝えること。シャンプー前の待ち時間などに、店内にあるヘアカタログを見て写真を用意しておきましょう。もちろん、自宅からそうした切り抜きを持参するのもいいでしょう。
上海の美容院では美容師に主導権を渡すな
上海の美容師さんは、何かと自分の好みや主観でカットをしていく傾向があります。希望をしっかり伝えたつもりでも、途中から勝手な変更を加え始める場合がありますから、日本の美容室と同じ感覚で安心していると、気づいた時には涙目に…、なんてことも十分あり得ます。
カット中は目を離さずに、変なところを切らないかなどと見ていることも大事です。もし希望のカットとは違うのに終了を宣言されたら、やり直しをストレートに言いましょう。気兼ねする必要はまったくありませし、黙っていればそれで満足したと思われ、次回も同じようにカットされる可能性があります。
上海の美容院での売り攻勢・ぼったくり
上海の美容院では、カット中などでもお客が希望していないサービスを巧みにすすめてくるケースが少なくありません。日系美容室ではこのようなことは皆無ですが、ローカル美容室の中には押し売りに近い状態ですすめてくるケースがあとを絶ちません。要らない場合は毅然とした態度で断りましょう。断ると相手に悪いと感じるかもしれませんが、相手はそんなことを微塵も感じません。
また、ぼったくり的に不正に料金を加算するケースもあります。カット前にきちんと料金を確認することが大切です。不正に加算するケースとは、例えば、「カラー料金は100元だけど、このカラー剤は○○のブランドでとてもいいものなので、500元なんです」などと、料金加算の理由をもっともらしく言ったりします。
上海の美容室でぼったくられたら
ぼったくりなどの不正請求はあとを絶ちませんが、街のどこの店でもそういうことをしているわけではなく、ごく少数のレベルの低い店がこうしたことをおこなっている傾向があります。
しかし、万が一被害にあってしまった場合は、諦めずに最寄りの公安局に連絡しましょう。大抵の場合は公安の人が来てくれます。もし自分で中国語が話せない場合、先に話せる知人などに連絡し、問題を公安に伝えられる態勢を整えておきましょう。
上海の美容室での不正請求対処
もし、不正請求の餌食になりそうになったら気をつけなくてはいけないことがあります。それは激しく言い争うのは避けたほうがよいということです。日本人の場合、大きな料金差の不正請求でなければ払ってしまいそうですが、何百元もの差は、上海での価値はかなり大きいもの。心理的にも誰もが払いたくないでしょう。
しかし、店内で言い争いに発展すると、危険な状況に追い込まれる場合もあります。過去の例では、過度な不正請求が原因とみられる事件も発生しています。上海市の美容院を利用した19歳の少女が、料金の支払いを免れるために店員を自宅で包丁でメッタ刺しにして重傷を負わせた後、少女は投身自殺をするという事件も起きています。
ここまで発展するのは稀であっても、ケンカをしてまで自分で解決しようとするのは危険です。まずは店外で知人や公安に連絡しましょう。
